秋田犬と熊?!秋田県のおすすめ観光スポット2選

こんにちは、CYCLE–CEARCH 代表の京(きょう)です。

今回はロードバイクのネタではなく、少し変わり種の観光ネタを書いてみました。

熊に逢う可能性が高い田舎

田舎の一般道、特に田舎道や山岳路などをドライブすると色々な動物に出逢います。

実際に私もロードバイクでヒルクライムしているとリスが道路を横断することを見かけるのですが、その姿は非常に可愛いいものです。

小動物なら可愛いで済むのですが、熊(クマ)との遭遇だけは本当に注意しなければいけません。

私も今までに2度だけ熊(ツキノワグマ)が道路を横断しているところを 見かけたことがあり、その時は心臓がドキドキしてその場を切り抜けた事がとても印象に残っています。

やはり田舎の峠道などでは熊との遭遇率は非常に高いのはもちろんですが、最近では人里に降りてきている事例も多く聞くようになってきました。

おそらく近年の大きな環境変化の影響などで、熊の生息域で食料が取れなくなることも原因しているのではないでしょうか?

秋田県民でも滅多に逢えない秋田犬

一方、秋田犬(あきたいぬ)と言えば、最近ではフィギアスケートのアリーナ・ザギトワ選手が「飼いたい」という要望を聞いて秋田県から贈られたことで話題となった犬の「マサル」は、秋田犬(あきたいぬ)です。

秋田犬というその名のとおり、秋田県原産の日本犬の一種です。

実は秋田犬は国の天然記念物に指定されていて、日本で天然記念物に指定されている6つの犬種のうち、唯一の大型犬種なんです。

国の天然記念物ということもありそもそもの頭数が少なく、秋田県民であっても秋田犬が散歩している姿を見ることはほとんど無いのが現実です。

秋田犬と熊の共通点

実は秋田犬と熊は少し似ているところがあり、それはどちらも体が大きく警戒心が強くて臆病なところです。

特に熊は小さい時はとても可愛いものですが、成獣の大きい生体だと2メートルを超えるような大型になるものもいるくらいです。

大型の熊と遭遇すれば危険なのは間違いないですが、可愛く見える子熊との遭遇はさらに危険と言えるでしょう。

なぜなら、子熊の近くには必ず大きな母熊がいると言われており、普段は臆病な熊でもこの時ばかりは子グマを守ろうと攻撃してくる可能性があります。

秋田犬と熊との共通点の話でも書きましたが、熊は非常に臆病なのでわざわざ熊から人間に近づいてきて危害を加えようとすることは滅多になく、よく知られている熊対策として人間が居ることを知らせるためにラジオを流していれば近寄ってこないと言われています。

車で遭遇すれば最悪の事態は回避できますが、仮に登山やロードバイク・MTBなどで生身の状態で遭遇すれば生命の危険さえ伴うと言えるでしょう。

どうしても秋田犬と熊をどちらも見たいという方におすすめのスポット2選

「実際に逢うと非常に危険な熊」と「なかなか逢うことができない秋田犬」ということで色々な意味で「逢うことが難しい動物」ですが、実は秋田犬と熊を身近に体験できる場所が秋田にはありました!

ということで、秋田犬と熊に逢うことができるスポットの「秋田犬の里」と「くまくま園」をご紹介します。

秋田犬の飼育は大館市、熊の飼育は北秋田市が有名で、秋田市街地からスタートすれば両市共に北へ約100kmの距離にあるので、1日で2つのスポットが観光出来ますので秋田市方面の観光に来る際にはぜひどうでしょうか?

「秋田犬の里」とは?

渋谷駅前にある忠犬ハチ公像と同じ

秋田犬の里は、大館駅から徒歩1分のところにある忠犬ハチ公像(渋谷駅前と同じハチ公像!)が目印の大館市観光交流施設です。

この施設は通期で開館していますが、休館日や営業時間はホームページでご確認ください。

▼秋田犬の里 公式ホームページ
https://akitainunosato.jp

最初にも書きましたが、秋田犬は日本犬では唯一の大型犬です。

国の天然記念物なので頭数も少ないですし、さらに飼う人も限られるということもあり、直接触れ合う機会は飼い主以外はないと言ってもいいでしょう。

しかし「秋田犬の里」では、一部屋を利用して秋田犬を見学できるスペースがあります。

なんとも言えない愛くるしい表情で迎えてくれるので、ザギトワ選手が秋田犬を好きになってしまうのも納得の可愛さです。

施設内には、他では手に入らない秋田犬のグッズやイートインコーナーなども充実しています。

とても綺麗な施設なので、ゆっくり快適に楽しむことができます。

「くまくま園」とは?

「くまくま園」とは北秋田市にある「阿仁マタギの里」内にあるクマの動物園のことです。

▼くまくま園 公式ホームページ
http://hahaha.akita.jp/wp/kumakuma/

くまくま園には熊がたくさんいる

2017年時点では東北唯一の熊牧場の「くまくま園」で、さらに狩猟で有名なマタギの里でもあります。

本州に生息しているツキノワグマと、本州にはに生息していないヒグマ(北海道に生息)が飼育されています。

ツキノワグマ

ツキノワグマは、何と言っても胸の模様が特徴で、体長110〜130センチ、体重はオスは80キロ程度、メスが50キロ程度となり、秋田県にも野生のツキノワグマが多く生息しています。

ヒグマは体長200〜230センチで、体重は性別を問わず150キロから250キロ程度で、北海道全域に生息しています。

もしかしたら熊を実際に見たことがない人だと、熊の表情は想像と違うかもしれません。私の個人的な感想ですが、なんとなく哀しげな表情で何かを訴えてくるような印象を受けましたね。

可愛い子熊も公開していますが、公開時間が決まっているので予め確認して入園するのが良いでしょう。

2スポットのおすすめルート

電車の方も車や自転車の方もまずは大館駅からスタートするのがオススメです。

もしも、お昼がまだだったら隣の「花善」で鶏めしを買っていきましょう。花膳は、全国駅弁人気ランキングでも有名な鶏めしの本店です。

「秋田犬の里」は大館駅のそばなので、まずは「秋田犬の里」を訪問してから、北秋田市を目指して旅行計画を立てましょう。

大館駅から北秋田市は、距離でいうとおよそ70キロです。

電車移動の方は奥羽本線と秋田内陸線を利用して阿仁マタギ駅を目指して下さい。

車や自転車の方は一般的に国道285号線と105号線を利用するとわかりやすいかと思います。

秋田犬も熊も実際に見ると感動するかも?

インターネットで予備知識は得られますが、実際に見るのは違います。

最初にも申し上げましたが、秋田犬は警戒心が強く臆病なので第三者には警戒して威嚇する場合もありますし、想像以上に大きい犬なので、たとえ散歩中でも急に触れないようにしましょう。

熊も実際に見ると可愛いところがありますが、やはり野生動物なので甘く見ると危険なことにもなりかねません。

近年の大きな環境変化により、熊の生息している環境で熊の食料が取れなくなっているのもありますが、人間が山に入り山菜を取りすぎていることも問題となっております。

特に熊がよく食べるドングリやタケノコですが、熊が生息している環境を壊さないようにしなければいけません。

ゴミを投げ捨てるなどもってのほかですが、特に食料の投げ捨てをすることで、熊が人間の食べ物の味を知ることで、熊が里に降りてくることもあるらしいので絶対にやめましょう。

まとめ

単純に秋田犬と熊を見たいという方は絶対に楽しめるコースだと思いますが、田舎道でのヒルクライムや登山をする方で、本物の熊を見たことがない人は「くまくま園」で一度本物を目にして心の準備をして、実際に目の前に出没した場合は冷静に落ち着いて対処できるようにイメージトレーニングをしておくことは重要かと思います。

もちろん秋田犬は本当に可愛いので秋田県民としてはぜひ見て欲しいですね!

現代のレジャーライフスタイルは様々ですが、何かあってからでは本来は楽しいはずのレジャーも悲しくなってしまいます。

やはりみんなが心から楽しむにも、ルールを守ることは当然ですが、「もしも(万が一)」の時に備えて事前の準備をしておくことは、やはり重要なのではないでしょうか?

コメント

  1. クマクマ園に行ったら、すぐそばの「阿仁マタギ打当温泉」がおすすめです。
    この温泉では、お食事処や宿泊施設もあり、「幻のどぶろく(濁酒)」も製造販売しております。私は、8月15日に宿泊し、熊鍋も頂きましたが、この時は当たりで凄く美味しかったです。
    当たりが悪いと「あまりの獣臭さに美味しくない」時もあるようです。
    これから秋、紅葉時期は超人気スポットです。
    サイクリングのおすすめは、阿仁異人館、阿仁駅レストラン「こぐま亭」、阿仁前田「四季美館」、森吉ダム「カフェねもりだ」、森吉スキー場までのヒルクライム(約8km)もできます。
    この他、寺院巡りもおすすめです。

    1. 吉田様へ
      当方では知りえない地元の中々通な情報ありがとうございます。まだまだ大館、北秋田市は全国に知られていない場所があります。
      ブログやHPを通して継続的に発信出来るように努力していきます。一度行かれた方も、また何度も行きたい情報も必要性を感じます。
      当方のサイトはまだまだ発展途上です。多方面でもアプローチしていきます。現地の生きた情報はコメント欄等でご連絡ください。
      今後ともよろしくお願いいたします。

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